山崎直子さんが今夜地球に帰ってくるみたいですね。
ということで、虫歯があると宇宙飛行士になれないという話をたまに聞きます。
GoogleのCMでもなんかそんな内容が書いてましたので、
今日は実際はどうなのか、少し調べてみました。
するとJAXA(宇宙航空研究開発機構)に書いてましたので引用いたします。
虫歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫です。
宇宙飛行士は、打上げの前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行中に悪化しそうな歯はないか歯科医師に検診を受けます。
なお、以下のような理由で歯の治療はしっかり行う必要があります。
船外活動をするとき宇宙服の中は約0.3気圧に減圧されています。宇宙飛行士はその減圧環境で作業をします。
古い治療でその後、虫歯が進行して歯に空洞ができていると、周囲の減圧に従って空洞の中の空気が膨張し歯を内側から圧迫するため痛みが生じる場合があります。やがて空洞の中の空気は詰め物の隙間から抜け、周囲の圧力と同じになります。
船外活動を終了して1気圧の船内に戻ると、虫歯でできた空洞の中は約0.3気圧に減圧されているため、虫歯が押し込められるような痛みが生じる場合があります。やがて詰め物の隙間から空気が入り込み、空洞の中の気圧は周囲と同じ気圧になります。
このように圧力差が異なる環境で作業をするときに、生体の密閉空間は思わぬ症状を引き起こすことがあるのです。
なるほど!つまり虫歯になっても宇宙飛行士になれるっていうことです。
一安心ですね。
ちなみに宇宙飛行士になるのにはどうしたらいいのかが疑問ですけどね。
時間があったら調べたいと思います。
最近よく耳にする病気と思います。
巨人軍キムタクコーチで世間に広がったのではないでしょうか。
先日、私の友人も、くも膜下出血により亡くなってしまいました。
お通夜にも昨日行ってきて、最後のお顔を見に行きました。
残念です。もっと長生きして欲しいと、まだ嘘ではないかと思うくらいです。
ほんと突然起こるんだなっと正直思いました。
友人のお母さんとも話をし、「自分は長生きするんだよ」と言われたのが心にひびきました。
アリ今までアリガトね!みんなを天国から助けてね!
本日は虫歯の治療について書きたいと思います。
<治療>
軽度の虫歯(=初期う蝕)であれば、自然治癒することもありますが、進行したう蝕により失われた歯は元には戻りません。
治療はまず、虫歯部位の歯質を切削し、その後歯科修復材料で形態を修復します。
切削時に痛みが伴うと予測される場合は、局所麻酔を使用します。
【比較的小さな虫歯】
使用する歯科修復材料は虫歯の部位や患者様の希望等によりコンポジットレジン(白い詰め物)やインレー(部分的な金属)、などから決めます。
コンポジットレジン(=CR)は歯と外観が似ているため、前歯に用いられることが多く、奥歯は咬みあわせが強い等の理由により、インレー(部分的な金属)が使われることがあります。
できるだけ審美的にまた機能的にもよくなる様に心がけています。
【虫歯が広範囲】
虫歯が広範囲の場合、クラウン(歯の形をした金属)にすることが多いです。
クラウンとは虫歯部位を切削した後、残った歯に上からかぶせる物で、
銀(保険)、金(保険外)、ポーセレン(保険外)、陶材焼付合金(保険外)等が使われます。
銀、金、ポーセレン、陶材焼付合金の特徴(長所と短所)の話はまたしますね。
【神経まで進行した虫歯】
虫歯が歯髄(神経)の中に進行すると炎症を起こしたり、腐敗してしまい、歯髄を抜髄(神経を抜くことを)します。
これは根管治療と呼ばれます。
根管治療についても今後書きますのでお待ちください。
歯髄を取り去った後の根管は埋められ、必要であればクラウンが作られます。
【重度の虫歯】
重度の虫歯では残すことが不可能な場合があり抜歯適応となってしまいます。
このようなことになるのはあまりにももったいないですね。
これで虫歯の大体のことを書きました。
詳しく書いたので近々簡単にまとめてみます。
虫歯の話ですが本日は症状についてです。
<症状>
虫歯(=う蝕)がエナメル質に限局している間、一般にう蝕は無痛です。
象牙質に達することにより、象牙細管の露出をみて初めて歯痛を覚えることが多いです。
痛みのメカニズムは、いまだにわかってはいません。
今度その話についても書きたいと思います。
初期の虫歯では全く症状がありません。(C1)
虫歯が象牙質に達すると冷たいものにしみる症状がでてきます。(C2)
虫歯が歯髄(神経)まで到達します。到達するまでの過程において歯髄炎(神経に炎症がおこる)ことによる激しい痛みが発生する場合があります。
特徴的な症状は、冷たいものの痛みが引き、温かいものに痛みを覚えます。(C3)
歯冠(歯の噛むところの)崩壊により虫歯が歯髄(神経)まで到達すると(髄腔)内圧が下がるため、痛みは一時的に消退します。 注意 決して治った訳ではありません。
感染した状態を放置し続けると、歯の崩壊は著しくなり、根尖(歯の根の先)まで細菌感染が至る結果となり、歯根膜炎を引き起こすことによる拍動感を伴った鈍痛が生じることがあります。(C4)
かなり難しい用語がでましたが、だんだんとブログを読んでいくうちにわかるようになるでしょう。
また、上記のような症状がでても自己判断せず歯科医院にいきましょう。
図は(C1)(C2)(C3)(C4)の典型的な図になっています。
久々の更新です。
この間、友人とブログの方向性について話をしました。
何をしたいかが、明確にわからず放っといてしまいました。
JK君ありがとうございます。
早速ですが今回は「虫歯」というタイトルで何回かに分けて
お話をしていきたいと思います。
<原因>
口腔内には多くの細菌が存在し、これを口腔常在菌といいます。
原因菌の中で、虫歯を引き起こす最も重要な菌は[ストレプトコッカス・ミュータンス]です。
しかし、それだけではなく細菌の量や種類により虫歯の進行は変わります。
う蝕(=虫歯)原性菌、食物残渣(=食べかす)、唾液(=つば)が結合し、歯垢(プラーク)となって歯に結合します。
歯垢の付着は、臼歯の咬合面の溝や、歯と歯の隣接面、全ての歯の歯肉縁、歯科修復材料と歯の境において最も顕著です。
う蝕原性菌は、食品の特に糖質から乳酸などの酸を産生します。
歯垢の中に酸が大量に産生されると、口腔内のpH(水素イオン指数)が酸性に傾き、歯の表面のエナメル質を溶かしはじめます。これを脱灰と言います。
唾液の作用によって数十分すると、今度はアルカリ性に戻り溶けた歯が補修されます。これを再石灰化と呼びます。
エナメル質が溶けはじめた最初期の段階では、エナメル質に抵抗性があることや、歯が再石灰化するため、エナメル質表層は溶けず、その下から溶け始めます。
これをエナメル質の表層下脱灰といい、この段階を初期う蝕といいます。
この段階では、まだ、再石灰化により、歯が元に戻る可能性があります。
また歯垢が歯から取り除かれないと次第に歯石となり、通常のブラッシングではとれなくなる。歯垢や歯石は歯肉縁を刺激し、歯肉炎となり、最終的には歯周炎となります。
歯肉炎と歯周病の話はまた今度します。
ファン申請 |
||