今回もまたある疾患について何回かお話ししていきたいと思います。
今回は[カンジダ症]です。
カンジダ症自体は聞いたことあるのではないでしょうか?
口にもカンジダ症が現れます。
それを口腔カンジダ症といいます。そのまんまですが。
カンジダ症を今回書きたかったのは往診をしていて、
口腔カンジダ症の疑いの患者さんがいることです。
往診自体、やはり高齢者がほとんどです。
そんなこともあり、ブログに書くテーマにしました。
ということでカンジダ症の原因です。
Candida albicans(カンジダ アルビカンス)などの真菌によって起こる感染症です。
カンジダ菌は口、皮膚、膣にいる常在菌です。
なので健康な方で口腔カンジダ症が見られることは、ほとんどありません。
【原因】
悪性腫瘍、血液疾患、免疫不全症、結核および糖尿病などの基礎疾患があり、
免疫能の低下が誘因になっています。
基礎疾患を持たない場合では、乳幼児、老人、妊婦などの体力や抵抗力の弱い人がほとんどです。
また抗生物質療法によって口腔内常在菌のバランスが崩れ、
しばしば菌交代現象として発生します。
by nokki1981
| 2010-05-20 19:24
| 診察