虫歯の話ですが本日は症状についてです。
<症状>
虫歯(=う蝕)がエナメル質に限局している間、一般にう蝕は無痛です。
象牙質に達することにより、象牙細管の露出をみて初めて歯痛を覚えることが多いです。
痛みのメカニズムは、いまだにわかってはいません。
今度その話についても書きたいと思います。
初期の虫歯では全く症状がありません。(C1)
虫歯が象牙質に達すると冷たいものにしみる症状がでてきます。(C2)
虫歯が歯髄(神経)まで到達します。到達するまでの過程において歯髄炎(神経に炎症がおこる)ことによる激しい痛みが発生する場合があります。
特徴的な症状は、冷たいものの痛みが引き、温かいものに痛みを覚えます。(C3)
歯冠(歯の噛むところの)崩壊により虫歯が歯髄(神経)まで到達すると(髄腔)内圧が下がるため、痛みは一時的に消退します。 注意 決して治った訳ではありません。
感染した状態を放置し続けると、歯の崩壊は著しくなり、根尖(歯の根の先)まで細菌感染が至る結果となり、歯根膜炎を引き起こすことによる拍動感を伴った鈍痛が生じることがあります。(C4)
かなり難しい用語がでましたが、だんだんとブログを読んでいくうちにわかるようになるでしょう。
また、上記のような症状がでても自己判断せず歯科医院にいきましょう。
図は(C1)(C2)(C3)(C4)の典型的な図になっています。